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 ユーゴザーパド劇場のご紹介

   モスクワ市 南西にある小劇場は、
        生きるエネルギー溢れる 若い劇場


  2007年 1月公演 まもなく入力いたします。
      (注:突然の変更もあります)


                                単位ルーブル 1ルーブル≒4円
                                    チケット代金 ↓



                   ☆はシューラ出演

      
             


   劇場をご紹介します

 大都市モスクワには、有名なボリショイ劇場をはじめ、バレエ・オペラ劇場や大小の劇場がいくつもいくつもある。
 新生ロシアとなってからは、この瞬間も新しい劇場が生まれているかもしれない。
 
 写真:演出家 ワレ―リー ベリャ―コビッチ 氏 


 モスクワ市の中心にある有名な「赤の広場」や「クレムリン」地域から地下鉄に乗って約30分、徒歩10分ほどのところにあるのがユーゴザーパド劇場。ロシア語で、南西方向の意味のユーゴザーパドは、そのとおりモスクワの南西部地域の劇場という意味を持つ。南西地域は、労働者の町、行く度に高層住宅が建ち、町は活気溢れている。

 高層住宅の1階にある、ドア1枚だけが劇場の入り口です。秋から冬・春の終わりまでの演劇シーズンの夕方、劇場の前は、人々が開場を待ち集まり、賑わいます。

 
 ここは小さな劇場です。観客席は120席ほど。補助席を舞台真下まで出して、いつも満員です。
 午後6時半の開場。ドアの横で係りが、チケットをびりっと破る。これがロシアでは入場した印です。半券をもぎるということはしないから、正しい入場者数は把握しているのか?などの細かいことは考えないほうが良いです。

 俳優の写真がかかる細い廊下の右は、冬はコートを預けるクローク、細い廊下の左手がわすぐが観客席の入り口です。
 劇場は黒い箱の中にあるよう。階段状の観客席、床から約15センチくらい上がったところにある小さい舞台。ふしぎな空間を作っています。
 
 廊下を奥まで行くと、地下に下りる階段があり、小さなカフェへ入ります。ここも暗く小さいカフェでは、お芝居のはじまりまで、お茶をしたり軽く食事を摂ったりします。おすすめは、マロージナエ(アイスクリーム)とジュリアン(キノコのクリームあえオーブン焼き)、紅茶もおいしいです。

        写真:カフェのマロージナエ (アイスクリーム)超美味
              
 舞台に戻りましょう。四角い柱が舞台中央にあり、奥には鏡がある高い段がある。俳優が舞台へ出てくる口は、かみて側3つ、しもて側2つ、演出家ベリャ―コビッチ氏は、こういう舞台のつくりをいろんなものに見立てる。

 舞台道具類はいつも簡単なもので、なお奇抜であり、演技する俳優が動かしたり、たたいたり、そうしながら舞台転換をしていくのここの得意技です。
 
 鍛え抜かれた俳優たちのエネルギーが噴出する舞台を照らす照明、音を取り仕切る音響専門スタッフも、演劇大学で専門教育を受けてきた人たち。文芸部・衣装デザイン・管理、大小道具も専門職です。でも、劇団総出でいろんな知恵を工夫すると言う。

 モスクワだけでなく、ロシア国内各地でも超有名で、「私の町にいつ来るのか」と待っているファンも多く、アメリカ・フランス・韓国・日本などでも、熱狂的なファンがいます。

 ロシアの演劇劇団としては、まだ若いことし創立30年を迎える。ここまでの成長をさせたのは、大演出家ベリャ―コビッチ氏です。
 彼はロシア功労芸術家、この劇団を作り、育て、世界へ売り込んで、なお、04年9月からは、演劇大学演出学科の教鞭を執ると言う。見るからにエネルギー溢れる巨体と大きな声で、なにもかも引っ張っていくロシア男です。

 劇場では、毎晩違う演目で、公演がされます。俳優たちの汗と息とときは、道具も飛んでくる舞台と観客の距離は、どちらもパワー溢れるものです。言葉がわからなくとも、そのエネルギーを浴びるだけでも、元気がもらえます。
 そう、劇場は生きるエネルギーを与えてくれる場所です。
 
 私のお気に入り俳優 シューラは、演出家ベリャ―コビッチ氏と出会い憧れ、彼の劇団ユーゴザーパド劇場で演技することが、これまでも、これからも大きな喜びと言っています。
 厳しいベリャ―コビッチ氏の演出に大いに鍛えられて、13年。これからが楽しみな俳優への成長しています。

 

 劇場の演目は、劇場が持つレパートリーを公演します。
 同じ劇場に1週間通えば、7本の違う演目を観る機会に恵まれます。毎年9月から新シーズンが始まります。ベリャ―コビッチ氏が脚本を書き、演出をして、すぐに舞台に出せるレパートリーを多く持っている劇場としても、このユーゴザーパド劇場は有名です。




 写真:俳優たち


 

  毎日違う公演演目は、俳優はもちろん舞台にかかわるすべての人々が、大きなエネルギーを持っている必要があります。この劇場に所属する俳優のだれもが、厳しいけいこをつんで、役のせりふも動きも、もう自分の体の一部となっています。その上に、毎日が、新鮮に舞台にあがれるような、心身の鍛錬を積んでいます。
 時には、役の変更もすぐに受けて立ちます。
 昨日は悲恋、きょうは笑劇、明日は長時間大作、1ヶ月ぶりの公演演目もあったりします……。

 日本のシステムと比べるのはあまり好まないが、これこそ鍛え抜かれた役者だからできる技であると思う。
 裏方たち=衣装・大道具・小道具・照明・音響らの専門職も公演演目数の、準備と後片付けの連続だろう。
 だから劇場は、多くの人たちのエネルギーが染み込んで劇場として、成長していくのだろう。独特の空気が流れています。

 来日公演も多い劇団だが、私は、2000年9月に「検察官」で名古屋にやってくるまで、彼らのことは知らなかった。それまでのお芝居が見られなかったことは何も悔やまない。これから、どんどん見ていけばいいのだから。

 はじめてみたロシア演劇がとても楽しかった。見終った瞬間から、またもう一度見たいと思わせるのはどういう力が働いているのだろうか?

 ロシア語せりふだから、日本ではイヤホンガイドが貸し出されているが、ロシア語学習をしている私にそれは必要ない。とは、大きな声では言えないけれど。
 生ロシア語で、せりふが理解できずにいても、お芝居が十分に楽しめるのはどうしてなのか?
 演劇の持つ大きな豊かな魔力と魅力を分析するのは専門家にまかせて、私はただ、心ゆすぶる魔力と魅力にどっぷりとはまっていたい。

 そして、いつでも、モスクワに行けば、彼らが熱く演じる舞台が、あの大通りに面した建物の1階にあり、道路の向かい側には、まるで劇場を守るように建つピンクの教会があり、私は、扉を開けさえすれば、魔力と魅力にとりつかれることができる。

 

 

    ユーゴザーパド劇場座席表 
 下
側が舞台です。左上の部分は、音楽ブース。
 日本は舞台を上に表示しますが、ロシアはじめ諸外国では、舞台を下に書いて表示します。